ON・I・ON2とは

1990年、多くの組合で組合員の組合離れが叫ばれ、活動のメニューが多様化し、組合のユニオン・アイデンティティが拡散する中、国際経済労働研究所では「労働組合の参加関与型組織としての再生」をテーマに、労働組合を取り巻く意識を研究するためのプロジェクトを立ち上げました。それがON・I・ON研究会です。

このプロジェクトは、現状の組合のあり方に警鐘を鳴らし、組合という組織を“自らがメンバーとして参加し関わっていく”という「参加関与型組織」として再生していくことを提案するものでした。「ON・I・ON2調査」として知られている、国際経済労働研究所の第30回共同意識調査はこのコンセプトをもとに設計されました。
組合や会社に対する帰属意識や、メンバーである組合員が、組合を通じて何がしたいのかを探ることで、組合活動の総点検を行い、現在の活動を、関与が得られる活動に移行していく。
これを繰り返すことによって、組合員の関与を高め、仲間を増やし、活動に巻き込みながら、最終的には組合員自身が、取り組むべき活動を考えられる組織に変えていくことを目指しています。

「ON・I・ON2研修」はこの理念を体現したもので、(公社)国際経済労働研究所と(株)応用社会心理学研究所が多くの労働組合の協力を得て開発されました。研究会発足から20年以上経た今でも、ON・I・ONプロジェクトは、多くの労働組合がこの理念に共感し、様々な形で「参加関与型組織」を目指した組合活動を進めています。