未来創造大規模マーケットデータの特徴
未来創造大規模マーケットデータでできること
ASPECTは、社会心理学の手法を用いることで、生活者の意識を科学的に測定する調査を開発しています。
この手法で得られた未来創造マーケティングデータは、これからの「ニューノーマルな健康市場」すなわち「Well-being市場」への理解を深めます。
また、ターゲットとする生活者の行動を変化させる要因や『無意識』のニーズを踏まえた、有効なマーケティング施策を打ち出すことにつながります。
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① WITH/AFTERコロナの市場の先取り
生活者の行動は、本人も理解できていない無意識の要因やメカニズムによってできています。このような生活者が無意識のままに捉えて他者と共有している「世界や現象、社会のありかた」を、 Social Realityと呼んでいます。そして、このSocial Realityは、環境の違い・時代の違いなどによってさまざまに異なります。
Social Realityの考え方を応用することで、変化が起きているという事象だけでなく、なぜ変化が起きているのかという背景や生活者の心理を理解することができます。変化の大きいWITH/AFTERの時代だからこそ、後追いの現状理解ではなく、今まさに変化していくSocial Realityの在り方を基にして「今後はこうなっていくだろう」という市場の動きを検討することが必要です。
「未来創造大規模マーケットデータ」は、この Social Realityの在り方を軸にして設計・実施された調査によるマーケットデータです。だから、 WITH/AFTERコロナの時代を先取りし、新たな取り組みを創造することができるデータなのです。
② 生活者のホンネの可視化
生活者の行動背景にある「 Well-being」や「健康観」、「Valuing」、の客観的指標測定
生活者の行動背景にある要因を、「Well-being」や「健康観」「Valuing」として分類・整理することで、客観的指標での測定を可能にしました。これにより、売り上げデータやサイト訪問率などの結果表示の指標にとどまらず、それらの結果の基となる生活者のホンネの心理を数値化・可視化したアプローチによる新たな取り組みができます。
健康領域では、「Well-being」や「健康観」、「Valuing」などのソーシャルリアリティが、ひとの健康行動にかかわる要因として重要であるという知見がすでに得られており、多様な人物像を理解する尺度(ものさし)として活用されています。
③ 生活者の行動のメカニズム
Social Realityに基づく生活者のホンネの心理や行動を可視化できることで、どういうひとが、どういう理由で、どう行動するに至るのか、という行動のメカニズムを知ることができ、本当の意味で「人を動かす」施策づくりにつながります。
未来創造大規模マーケットデータの背景
社会心理学の専門性と長年の実績に裏打ちされたノウハウ
本マーケットデータは、応用社会心理学研究所(Aspect)が15年以上にわたって蓄積してきた、医療・健康に関する独自の知見とノウハウを基に構築されています。
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①生活者の行動を予測・説明
「Social Reality」の観点から社会心理学の知見と調査手法を応用する
Social Reality (ソーシャル・リアリティ)」とは、目に見えるものではなく、生活者本人にすら意識されているものではありません。また、その人にとっての意味合いや感情、感覚などによるSocial Realityの在り方は、その人その人で異なります。そして、そのSocial Realityの在り方によって、その人の意識や行動、価値観などが変わってくるものです。その人におけるSocial Realityの在り方を理解することは、人の行動や考え方をより深く理解することにつながります。つまり、生活者の感じているリアリティの変化を理解することになります。
ここで、その人におけるSocial Realityの在り方を理解するためには、以下の2点が必要になります。
(1)その人にとっての意味合い、感情、感覚を理解すること
物理的には同じものでも、人によっては主観的に全く異なる意味を持つこともあります。その違いは、その時の文脈(誰が・誰に・どのような状況)や、過去の経験、生きている社会の文化など、その人を取り巻く「世界の在り方」から生まれています。
(2)その無意識の考え方や目に見えない心理を可視化・数値化すること
物理的な世界ではなく、人の認識した世界の在り方=「ソーシャルリアリティ」は重要であるにもかかわらず、目に見えず、ときには本人にすら意識されていません。そこで、Aspectでは、ソーシャルリアリティを構成する様々な心理要因を、共通の尺度(ものさし)で測定し、可視化する科学的な手法を用います。
② 様々な大規模調査の実施実績
15年にわたり、健康をより深く理解するための複数の研究会を発足・継続
2006年に発足された「病気関連行動研究会※1」、それを継承し視野を拡大する形で始まった「健康行動研究会※2」。そして、この研究会では、 2015年、2017年、2019年と健康に関する大規模調査(各4000~5000人)を行ってきました。これらの研究会・調査の知見に基づいて、本マーケットデータは構築されています。
また、コロナ禍前、2019年の調査では「健康・ Well-Being 」に関する調査も行っており、このコロナ前のデータ結果を用いて現状の変化を「どのように、なぜ変化したのか」捉えることが可能です。 単なる現状調査ではなく、「コロナ後の市場」の本質を理解できるため、 今後の市場予測や今後取るべき施策を議論するための確かなエビデンスを得ることができます。
健康に関する研究会・調査のあゆみ
※1<病気関連行動研究会>
健康や医療に対する考え方が、身体の不調への対処行動に及ぼす影響について検討した研究会。
慢性疾患や不調を持つ方を対象とした大規模調査へとつながる、貴重な知見を得ました。
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※2<健康行動研究会>
病気関連行動研究会を前身に、幅広い業種の企業とともに、「健康」の多角的な理解を試みた研究会。
健康にまつわる新たな施策や、異業種間のコラボレーションの可能性を広げました。
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