2015 “健康行動”研究会

1.2015 “健康行動”研究会概要

2.調査結果

3.研究会実施報告

4.お問い合わせ


1.2015 “健康行動”研究会概要

2015 “健康行動”研究会について

「健康」の本質を理解することを通して、人々の健康のために本当に必要なことを考えていこう。
このような思いを持った企業が集い、2015年春、「"健康行動"研究会」が始動しました。初年度の"健康行動"研究会は、食品・飲料、家電、日用品、化粧品、衣類、医薬品、広告・出版など、幅広い業種の16企業をメンバーに迎え実施しました。

※ "健康行動"研究会とは…
これからの健康を考え、人々の健康のために本当に必要なことを考えるためには、まず人々の考える「健康」を理解することが必要なのではないか。 そのような思いから、様々な業界の企業が集まり、人の心の仕組みを踏まえた総合的な調査を共同で行うことを通して、多様な視点から「健康」を考えていく研究会です。



第1期 研究会メンバー企業:16社

■正会員9社
  • アサヒグループホールディングス株式会社
  • 株式会社 応用社会心理学研究所
  • 株式会社 学研ホールディングス
  • サンスター株式会社
  • シャープ株式会社
  • 宝ヘルスケア株式会社
  • ミズノ株式会社
  • 株式会社 ミルボン
  • 株式会社 読売広告社
■オブザーバー会員2社


■モニター会員5社

スケジュール

■全体

2015年3月~11月

■研究会スケジュール

第1回研究会:2015年6月2日(大阪)で開催
第2回研究会:2015年8月6日(東京)で開催
第3回研究会:2015年9月17日(大阪)で開催
第4回研究会:2015年11月9日(東京)で開催

■共同調査スケジュール(予定)

調査企画・設計     : ~2015年6月
調査実施        : 2015年7月
データ集計・分析・考察 : 2015年7月~11月

“健康行動”研究会プロジェクトの目的

2.調査結果

リリース
[2016.4.15]
2015"健康行動"研究会(第1期)の活動成果として、最新の調査結果の一部をご報告いたします。

↓ こちらからニュースリリースをご覧ください
資料の送付を希望される方はこちら


リサーチレポート
2015年度の第1期研究活動の中から明らかになったことの一部を、考察や今後の展開などを含め、リサーチレポートとして今後アップしていきます。
現代の「健康」がどうなっていくのか?これからこうなっていくのでは?など、皆さんも思い描いてみてください。


リサーチレポート1-1


リサーチレポート1-2


リサーチレポート1-3


リサーチレポート1-4


リサーチレポート1-5


[2017.5.23]
リサーチレポート1-6



3.研究会実施報告

第1回研究会
■日時:6月2日(火)14時~17時
■会場:ドーンセンター(大阪市中央区)
■プログラム:
 14時~
 開会
 ・2015 “健康行動” 研究会プロジェクトについて
 ・本日のプログラム紹介
 ・メンバー紹介

 14時20分~
 共同調査の企画・設計[全体概要]
 ・調査企画、調査スケジュール
 ・全体概念図、分析計画

 14時45分~
 共同調査の企画・設計[質問内容]
 ・タイプ
 ・健康行動

 15時30分~
 休憩(15分間)

 15時45分~
 共同調査の企画・設計[質問内容]
 ・健康行動の意図
 ・自己の健康状態に関する認知
 ・健康に関する考え方・信念(健康観など)

 16時30分~
 総合ディスカッション

 16時50分~
 今後のスケジュール、アンケート記入

 17時~
 懇親会

2015"健康行動"研究会が、第1回の研究会を行いました。
11企業の担当者計27名と研究者1名が参加した第1回では、7月に実施される「"健康行動"に関する共同調査」の企画設計について、理解・共有するための議論を行いました。各企業の業種も多様ながら、それぞれの参加者の職種も調査・マーケティングから商品企画、営業と、本当に多様なバックグラウンドを持った参加者が集う研究会となりました。参加者の活発な議論によって、「健康行動」に対する様々な視点が提供され、有意義な意見交換がなされました。
参加者の感想(一部)
  • 様々な分野、業種の方が参加されているので、多角的に見られるのが良かったです。
  • (企画・設計について)これまで考慮していなかった要因・要素もあり、参考になった。
  • 「健康」を訴求している弊社ではありますが、幅広い「健康」の定義を整理するきっかけとなりました。

研究会の様子5 研究会の様子1

研究会の様子2 研究会の様子3



研究会終了後に行われた懇親会も、研究会の参加者のほとんどが出席する盛大な会となりました。第1回ということで参加者同士初めての顔合わせでしたが、各社の健康に関する取り組みやこれまでのご経験などを紹介しあい、大いに盛り上がりました。

懇親会の様子1 懇親会の様子3

第2回研究会
■日時:8月6日(木)14時~17時
■会場:東京都内の研究会参加企業 会議室
■プログラム:
 14時~
 開会
 ・本日のプログラム紹介
 ・メンバー紹介

 14時10分~
 共同調査の分析・考察[前半]
 ・「健康行動」意向と実施状況[ワーク①]上位概念
 ・「健康行動」意向と実施状況[ワーク①]個別
 ・「健康行動」実施状況の概観、性別年代別の特徴
 ・「健康行動」の同時実施状況[ワーク②]

 15時05分~
 休憩(15分間)

 15時20分~
 共同調査の分析・考察[後半]
 ・「健康行動」の同時実施状況[ワーク②]
 ・「健康行動」意向と実施状況

 16時40分~
 総合ディスカッション

 16時50分~
 今後のスケジュール、アンケート記入

 17時45分~
 懇親会(野菜レストラン「野菜の王様」)

7月、2015“健康行動”研究会の共同調査が実施され、前半部分[調査①](2段階調査のため)については5082サンプルの有効回答が得られました。
そしてこの結果を共有する第2回研究会が、8月6日(木)、東京都内の研究会参加企業会議室にて開催されました。
真夏の熱気の中、第2回からの初参加者5名も含め、11企業26名の参加者が集まりました。グループワークなど参加者間の意見交換の場面も多かったためか、第1回以上に意見の飛び交う盛り上がりを見せていました。
参加者の感想(一部)
  • 普段、これほどのビックデータから分析していない(できていない)ので、本日のワークショップで得た情報を業務に落とし込めるよう努めたいです。
  • 意外な点が多い。意向とできている点の差異が気になりました。
  • 当該領域に限らない情報は普段入ってきづらいので発見が多いです。

第2回研究会の様子1 第2回研究会の様子2



研究会終了後には、懇親会が行われました。今回も、研究会参加者のほとんどが引き続いて参加。今回の会場は、健康行動研究会にふさわしいお野菜専門レストラン「やさいの王様」。当日ワークをしたグループで固まって座るように設定されていたので、前回にまして気心が知れ、お話も盛り上がったようです。

第2回研究会懇親会の様子1 第2回研究会懇親会の様子2

第3回研究会
■日時:9月17日(木)14時~17時
■会場:グランキューブ大阪(大阪国際会議場) 会議室
■プログラム:
 14時~
 開会
 ・本日のプログラム紹介
 ・メンバー紹介

 14時05分~
 プログラム①話題提供
 ・「健康行動への社会学的アプローチ」
   進藤雄三先生(大阪大学大学院 教授)

 15時~
 プログラム②健康行動に影響する意識や心理
 ・『因子分析』とは
 ・「行動意図」「将来目指すべき健康状態」
 ・グループワーク「行動意図」

 15時35分~
 休憩(15分間)

 15時50分~
 ・「自己の健康状態に関する認知」
 ・「健康に関する考え方・信念」
 ・グループワーク「行動意図」のまとめ

 15時~
 プログラム③『健康』とは何か?
 ・A 自分の「健康」を何から認識しているのか?
 ・B 「健康」や「病気」に関わる、背後にある人々の考え方

 16時50分~
 総合ディスカッション

 17時30分~
 懇親会(「レストラン グラントック」)

第2回研究会で報告された2015“健康行動”研究会の共同調査前半部分[調査①]に続き、後半部分[調査②](2段階調査のため)が実施され、4363サンプルの有効回答が得られました。
そしてこの結果を共有する第3回研究会が、9月17日(木)、グランキューブ大阪(大阪国際会議場)会議室にて開催されました。
第3回からの初参加者2名も含め、11企業25名、研究者2名の参加者が集まりました。
当日は朝からあいにくの雨でしたが、会が始まるころにはあがり、雨上りの気持ちよさの中での開会となりました。
第3回ともなるとかなり打ち解けた空気がありますが、今回はゲストを招き、いつもと少し違った議論にもなりました。
参加者の感想(一部)
  • 講演やワークなど、参加者の理解促進を活かす内容、ありがとうございます。
  • 医療社会学という社会学カテゴリーがあることを初めて知り、学問的に医学と健康を学べたことが面白かった。
  • 病気でも健康と考えている人/病気でないのに健康でないと考えている人の違いはとても興味深かった。

第3回研究会の様子1 研究会の様子1

研究会の様子2 研究会の様子3



懇親会は、宝ヘルスケア様から提供いただいた、スパークリング清酒「澪」での乾杯から始まり、大阪を一望できるレストランでくつろぎながらの歓談となりました。
「健康行動研究会」らしく、話題は健康に関する最近話題のトピックスや、ご自身がおこなっている健康行動、企業同士のコラボレーションの構想などが聞こえてきました。ご自身の率直な意見が出せたり、一見無関係に思えるけれど実は関連があるような創造的な話題に発展したりなどは、懇親会だからこそできる議論ですね!

第2回研究会懇親会の様子1 第2回研究会懇親会の様子2

第4回研究会
■日時:11月9日(月)13時~17時
■会場:アサヒグループホールディングス株式会社 会議室
■プログラム:
 13時~
 開会
 ・メンバー紹介、本日のプログラム紹介
 ・これまでの研究会(第1回~3回)おさらい

 13時10分~
 プログラム①健康行動の分類
 ・「健康行動」の因子分析結果

 13時20分~
 プログラム②話題提供
 ・「決定木による統計的分類の方法について」
   宇佐美 慧 先生(筑波大学大学院人間総合科学研究科 准教授)

 14時15分~
 プログラム②回帰分析の説明
 ・『回帰分析』とは
 ・「行動に影響のある意識」

 14時30分~
 休憩(10分間)

 14時40分~
 プログラム④グループワーク
 ・グループワークの説明
 ・グループワーク作業

 16時~
 ・グループワークの発表、まとめ、全体議論
 ・「健康に関する考え方・信念」

 16時40分~
 まとめ
 ・本日のまとめ
 ・総合討論
 ・今後のスケジュール、アンケート記入

 17時30分~
 懇親会(「ニッカ ブレンダーズ・バー」)

<第4回目の研究会の目的>
「健康行動」は多種多様です。どんな人が、どんな行動を、なぜ行うのでしょうか。
「どのようになりたいか」という意図や、健康一般に対する考え方など、人々の気持ちや考えと“健康行動”との関連を示すデータを読み解き、現代人にとっての「健康」を総合的に理解・考察します。

これまで、2015”健康行動”研究会では、約5000サンプルの回答を得た共同調査の結果に基づき、第2回研究会では「健康行動」の実態を、第3回研究会では健康に関する思いや考え方など、人々の心理的側面について議論してきました。
そして2015年度第4回の研究会が、11月9日(月)、アサヒグループホールディングス株式会社「コトモノ研究室」のある東京青山の会議室にて開催されました。
初参加者2名も含め、11企業28名、研究者1名の参加者が集まりました。
これまで、議論の時間がもっとあれば…という意見が多くありました。今回は研究会の時間を延長し、グループワークの時間も十分取ったことにより、参加者の経験や発想を活かして議論が盛り上がるとともに、データが示すものを深く考察する機会になったようでした。
参加者の感想(一部)
  • 統計学のお話を聞く事で、むやみにターゲットを考えるのではなく、順序だてて考えるポイントがあるという事がわかり有意義だった。今日が初参加だったが、このような思考を普段していないのでとても刺激になり、もう少し参加したかった。
  • グループワークにて他チームのテーマへの解釈はいずれも各々特性のある解釈があり、勉強になりました。
  • 業態・業界・会社を越えたディスカッションに意義を感じました。会社横断のビジネスアイデアに発展させても面白い。
  • 全体的なつながり等は把握でき、もっと各論的に分析していきたい、また知りたいというニーズが高まった。“決定木”についても理解することができよかった。

第4回研究会の様子1 研究会の様子2



今回の懇親回会場は、アサヒグループのグループ会社であるニッカウヰスキー株式会社のビルの地下にある「ニッカ ブレンダーズ・バー」。
第4回ともなると、皆さん気心が知れた方ばかり。それぞれの会社の文化の違いに気づいたり、互いの専門領域での「健康行動」について、イマドキの情報を交換し合ったり。また今回も「一緒にこんな共同事業はどうですか??」というアイディアが飛び出し、多様な意見が気軽に出しあえる雰囲気になっていました。
2015年度の正規の“健康行動”研究会はいったん第4回を持って終了(※1)ですが、次年度もさらなる展開が期待できます。また、参加者の中で研究会を飛び出して何かが実現するかもしれませんね!

第4回研究会懇親会の様子1 第4回研究会懇親会の様子2


【※1 正規の“健康行動”研究会は11月に終了しましたが、“健康行動”研究会 特別編が、12月中旬に開催されました。】

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研究会事務局 株式会社 応用社会心理学研究所
担当:田中
TEL:06-6941-2171 メールでのお問い合わせは こちら



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